『バイオ RE:2』Zver.プレイレポート⑦~セクシースパイの述懐~

Zバージョンなので、グロテスクな画像が出てきます。苦手な人は注意!

biohazardre2プレイレポート7

しかし果たしてこれを見ている人間はいるのだろうか。誰かが目にする機会はあるのだろうか。わからない。でも、誰かが読むことを願って、『バイオハザードRE:2』の“プレイ”レポートを書き留めたいと思う。そう、これは“play”であり“pray”でもあるのだ。祈りはいつか届くのだろうか。誰かの助けになることはあるのだろうか。それは書いてみなければわからない…。
汚れ切った下水道

俺の行く先を暗示しているのか?

薄暗く濁った空気。澱み腐れ切った水。堆い大量の塵。嘔吐きを堪え、下水道を前へ進む。アンブレラの悪事を白日の下に曝すために…。傷口から汚水が浸み込めば、いつ破傷風になってもおかしくないだろう。そもそももうすでにゾンビに何度も噛まれている。俺の体は大丈夫なのだろうか。…今はまだ動く。それだけで十分か。何より今はエイダもいる。彼女の存在が俺の正義感をより強固なものにしてくれているように思う。ラクーンシティをこんな街に変えたアンブレラへの憎悪?いや違う。彼女に強く惹かれているから?それも少し違う。同志だ。同志がいることの心強さが俺を駆り立たせているんだ。胸の内に沸き起こる不思議な衝動に抗う術を俺は知らない。知る必要もない。そうだ、今は前に進め。正義は俺の歩いた道の後ろに形作られるのだ。

迫りくるワニ

迫りくるワニ

さらに奥へ進むと、より汚らしく塵の散乱した水路に降り立った。腰の位置にまで深さがある。闇の中に気配を感じた。梯子上のエイダにその場で留まるように合図する。すると、現れたのは巨大なワニであった。全身が見渡せないくらいにひどく大きい。大人5、6人を一飲みにすることも容易だろう。俺は走った。無我夢中で走った。だが、この汚水の中を逃げるのは容易ではない。化け物ワニは猛烈な速さで迫ってくる。左右に躱し攪乱するんだ。奴は大きいうえに動きが速いが、ありがたいことに知能は発達していない。狙った場所に猪突猛進するだけの脳みそしかないようだ。しかし、このままで食われるのも時間の問題である。どうにかしなければ―――。途端、水路は斜面に変わり勢いよく体は滑り流されていく。そして、着水。足は地面に届く。即座に後ろを振り返ると、水路を横に塞ぐように備え付けられたガス管に、ワニは堰き止められていた。チャンスだ。素早くハンドガンで撃つ。

やはりガスボンベ

TAKE THIS!!

爆発四散ワニ

頭部は跡形もなく消え失せたようだ

爆発。轟音。千切れ飛び降り注ぐ肉塊。巨大ワニの頭は跡形もなく消え去った。よし、逃げ切った。「満足か?食いしん坊の化け物が」 安堵と共に思わず悪態が口を突いて出る。アンブレラのウイルスは人間をゾンビに変えるだけでなく、生き物すべてを狂わせる力があるようだ。エイダの追うアネット・バーキンなる人物がこの惨事を招いた張本人とのことだが、果たして彼女は何者なのか。いや、それは俺には関係ない。ただ、彼女を捕まえなければもっとひどい事態になる。そのことだけ判っていればいい。エイダと共にさらに奥へ行く。この先にアネットが潜伏しているらしい。エレベーターでさらに下まで降りると、奥の扉から何やら声が聞こえる。扉の先には、白衣の女が横たわる死体のそばで一人ごちていた。

アネット・バーキン

死体の横にかがむアネット・バーキン

「アネット・バーキン!もう逃がさないわよ!」 エイダが叫び、銃を構える。こいつがアネットか。俺も咄嗟に銃を構えた。だが彼女は不敵な笑みを零す。危ない!アネットは隠し持っていた銃でエイダを撃つが、俺は頭よりも先に体が動いていた。銃弾は、1発エイダのサングラスに命中するのみで、残りはすべて俺が庇う形になった。肩から全身に激痛が走る。アネットが何か喚き散らしながら奥に消えてゆくのを視界の端で捉えた。が、それを最後に俺の意識は途切れた。よかった。エイダが傷ついていなければそれでいい。後はエイダがどうにかやってくれるはずだ。俺は少しだけ休んでおこう。今この一瞬だけ。すまない、エイダ。俺は多分君を一目見た時から好きになった。一目惚れってやつだ。今ようやく気付いたよ。ほんのわずかな間だけど俺は間違いなく君を愛していた。こんな腐った状況じゃなければ君に会えなかったというのは皮肉でしかないのだろうか。ありがとう、エイダ。また会えるといいな。

薄れゆく意識

Thank you, ADA

レオンはついにエイダへの想いを強く自覚した。きっとこの怪我から回復した時、彼はエイダに尽くし、エイダのために生き、エイダという存在に全てを捧げることを誓うだろう――――――――――――。とまあ、こんなものでしょう。私はレオンと下水道に入ってからのことを細かく書き記した。ふふ、今はせいぜいゆっくり休んでなさい。この借りは必ず返してあげるから。あの女は決して許さないわ。応急手当は施したけれど適切な治療でないと…うかうかしていられないわね。でもあなたなら私のコートの匂いだけですぐに元気になりそうな気もするわ。…それにしてもなんてキュートな寝顔なの。今の組織に入ってからは陰気臭い男どもしか見ていなかったからかしら、あなたがすごく魅力的に思えるの、レオン。その甘っちょろい正義感剥き出しなところが特にね。

エイダ&レオン

「レオン、また会いましょう。コートはプレゼントしておくわ」

エイダ編スタート

初老のBBAには堪えるんじゃないかしら

「逃げなさいアネット。逃げられるものならね」 先を急ぎましょう。あんな年増のBBAを取り逃がすなんて万が一にもないだろうけれど、追い詰められた狂人が何をするかなんて予測できるはずもない。気を付けるに越したことはないわね。ふむ、この先は進めそうにないか。スキャナーでハッキングしましょう。ファンを高速で回転させ、ショートさせる。梯子を上ると、巨大なGが犇めいていた。レオンが見たら気絶するかもしれないわね、ふふ。まあ、私はこの程度の虫けら気にも留めないけれど。スキャナーを使いロックを解除。扉を開く。響き渡る奴らの呻き声。哀れね。でも、今はあなたたちに構ってられないの。昇降機に乗り込むと、ガラスを挟んだ向こう側の通路にアネットが歩いているのが見えた。小賢しいBBAに振り回される趣味なんてないの、さっさと降参したらどうかしら。アネットを追いかけ、扉を抜けると、低く地面を震わす音が聞こえてきた。

スキャンしてハッキング

(スキャナー面倒だわ…)

しつこい奴ね。アンブレラが生存者(目撃者)を残さないために街に投下した生物兵器だけのことはある。お似合いの頭に足りない知能。アンブレラそっくり。癪なのは奴と服装が被っていたことかしら。私の真似しないでくれる?スキャンしハッキング。さっきと同じようにファンを高速回転させるが、勢いが足りないのか、わずかに変形するばかりで、道を開くには至らなかった。仕方ない。奴の手をかろうじで躱し、隙間に滑り込む。ふう。スキャナーは潜入アイテムとしては優秀だけれど、ゲームとしてはちっとも面白くないわ。スタッフは気付いているのかしら?私はフックショットのほうが好みなの。また面倒なことに扉にロックがかけられていた。この近くにキーがあるはず。巨大な焼却炉の中に横たわる死体。あれがここの職員ね。彼がロックを解除するキー持っているようだ。焼却炉の奥へ進むと、入口のシャッターが下り始める。ちっ、しまったわ!あのBBA!

アネットのドヤ顔

BBAのドヤ顔は目に毒よ

焼却炉エイダ

駄目だわあのBBA、早く何とかしないと…

足元から火が吹き上げてきた。炉内が高温に熱せられ出す。覗き窓からBBAのドヤ顔が見える。Gウイルスに執着する様はまるで、遺体から髪を引き抜く羅生門の老婆のようだ。生き抜くために仕方なく行った悪なら許されるとでも?笑わせてくれるわ。どうあがいてもあなたは醜いジコチューなBBAでしかないのよ。スキャナーで3つの配電盤をショートさせ、焼却炉を停止。シャッターを開く。危うく焼エイダになるところだったわ。早く追いかけましょう。もうBBAの相手はうんざり。言葉が通じない人間はゾンビだけで充分なのよ。職員のキーでロックを解除し進むと、ゴミ処理場のような広い空間に出た。上方のコントロール室にアネットを発見。「まだ追いかけっこを続けるつもり?」 もう終わりにしましょう。だが、あのBBAは諦めるつもりがない。相変わらずドヤ顔で見下ろしてくる。もう見飽きたわそのウザったい顔。アネットが手元のパネルを操作すると、クレーンが動き始める。またこのパターン?

捕まるエイダ

(私もまだまだね…)

クレーンに下げられた荷物が勢いよく迫ってきた。間一髪で避ける。なんとか手すりに掴まり耐え抜いた。が、手すりは今にも崩れ落ちそうだ。私もまだまだね。あんなBBAに後れを取るなんて…。はるか下方のゴミバンカーに投げ出される。高く積もったゴミの山から転がり落ちる中、脚に激痛が走った。30cmもあろうほどの瓦礫が右太腿に突き刺さっている。痛みに喘ぎながら息も絶え絶えに辺りを見渡す。このままではいつ化け物どもの餌食なってもおかしくない。レオン。まったく、あなたに会ってから調子狂ってばかりだわ…。ほんと、我ながらどうしたのかしら。この程度のミッションもこなせないなんて…。レオン…あなたって「肝心な時にいないのね」。私はあなたが思うほど強い女じゃないの。だから、早く助けに来て…。もう2度も命を救ってあげたでしょう?

エイダの脚に刺さる瓦礫

(よりによってこんな…!)

思わず隣を見るエイダ

「レオン…早く助けに来て」

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