PS3で発売された『TOMB RAIDER』をPS4用にリマスターしたのが、この『TOMB RAIDER DEFINITIVE EDITION(トゥームレイダー ディフィニティブエディション)』。
PS3版はプレイ済みですが、
続編がすでに発売され、新作も目前に迫ってきたということで、復習の意味を兼ねてPS4版もプレイしました。
いわゆる「洋ゲー」の悪いところがほとんどない、誰でも気軽にプレイできる名作アクションです。
プレイ時間:約15時間
プレイ後の率直な感想
主人公ララ・クロフトが美しい
トゥームレイダーというと、どうしてもアンジェリーナ・ジョリーをイメージしてしまいがちですが、このリブートシリーズはララがいかにして、あの「トゥームレイダー」となったのかの過程を描いたもの。
なので、初登場時は大学を卒業したばかりの普通()の21歳。
ちょうど大学3年時(この時のララと同じ21歳)にPS3版をプレイした時には、
「かっこいいなあ、同い年でこんなのいたらビビるなあ」
としか思わなかったんですよね。
が、5年ほど経って改めてプレイしてみると、
「ああ、やっぱり大学生だな」と年相応に感じられました。
年相応のかわいさも持つ
今作では、ララの乗っていた船が嵐に遭い、謎の島に漂着します。
そこは頭の狂った集団に占拠されている島で、いつ殺されてもおかしくない危機的な状況。
そんな中で、平気な顔していられる人間なんているはずがありません。
ララは頭が良くても、まだ21歳。
当然、ララも「私にはできない」「どうしたらいいの、パパ」「もうダメ…」
と弱音を吐くんですよ。初めは。
【強くて頭が切れて冷徹なマシーンのように人を殺戮していく】
そんなイメージが当時の記憶ではあったのですが、改めてプレイするとそれが良い意味で覆されました。
(途中からそういうふうになるんですけどね…)
最初に年相応の弱みを見せる演出が、その後のララの成長を際立たせて、より美しく感じられる効果を生み出すのでしょう。
見事にそのギャップにやられましたね。
(かつての私はこのギャップを理解できていなかったらしい)
とんでもない身体能力と順応力
また、ララはこの時すでに身体能力が明らかに普通じゃありません(SAS○KEはたぶん余裕でクリアできる)。
それに、必要な防衛手段とは言え、人をどんどん殺していきます。
最初は人を殺してしまったことにひどく罪悪感を覚えるものの、すぐさまこの環境に順応し始めるんですよね。
ストーリーが進むにつれて目つきがどんどん悪く(鋭く)なっていのも魅力的。
“強く、美しい”
でも、それは弱さを乗り越えたから。
だからこそ、ララは「主人公」なのかもしれません。
改めて好きになりました。
ゲームとしての評価
グラフィック
今現在のグラフィック基準でいくとそこまでではないものの、PS4初期作品の中で、しかも元はPS3だと思えないくらいにはきれい。
ララも洋ゲーあるあるのブサイクではないし、上でも書いた通り、かわいくて美しい。
タンクトップ姿があまりにもはまりすぎていて、コスチュームチェンジできるのに、結局デフォルトのままクリアしてしまいました。
なんといってもストーリーが進むごとにボロボロになっていくのが良いですね~。
フェチ心をくすぐらせます。
実に満足。
システム
よくあるTPSアクション。
戦闘は非常にシンプルで、考えることは、弓を使うか銃で撃つか回避して体術を繰り出すか、くらい。
敵に気づかれないようにステルスして倒すのが、醍醐味かもしれません。
死んでもすぐにリトライできるし、難しくてクリアできないなんてシーンは全くありませんでした。
イライラすることなく楽しめます。
(後半、敵に蜂の巣にされることを除けば)
謎解きが面白い
戦闘よりも楽しめたのが謎解き。
トゥームという寄り道ダンジョンがいくつかあり、少し頭を使わないと、クリア(お宝ゲット)できないようになっています。
(本来トゥームレイダーはこっちがメインなのかな)
スムーズにクリアできた時の達成感とスッキリ感は、自分の頭が良くなったかと錯覚させてくれるんですよね。
数が少なめだったので、もう3~4個は欲しかったところ。
ストーリー
なんちゃって日本のオンパレードです。
つっこんだら負けのレベル。
邪馬台国やら卑弥呼やら出てきます。
でも、ファンタジーとしてみれば面白いかな。
初めは(並外れた身体能力を除けば)現実に忠実なゲームだと思っていたのですが、
意図的に嵐を呼んだり、雷を落としたり、魂がどうのこうの言い始めた時に、ようやく「ああ、トゥームレイダーってファンタジーなんだ」と気づけました。
その突拍子もなさも含めて、ハリウッド映画的な王道ストーリーで許容範囲内。
カルト集団に拉致されたヒロインを助けることと島を脱出することが目的というシンプルさ。
ララが勇ましすぎてサム(ヒロイン)と抱き合うときには、
「男いらねえな、これ」なんて思ってしまいました。
気になったところ
コレクションアイテムの収集
これは正直面倒でした。
やらなくても問題ないので、ストーリーを中断したくない人はスルーしてもOK。
あんまり達成感もないし、時間を取られるだけであまり好きではないですね。
トゥームレイダーとしての本分はこちらなのかもしれないですが。
ただ、文章はララが読んでくれるので、聞く価値はあります。
なかなかにグロい
ホラーには慣れていますが、自分の操作しているキャラが自分の操作ミスで悲惨な目に合うというのは、ちょっと慣れないですね。
一番「うわあ・・・」となったのは、ララの首に木の枝が突き刺さるところ。
びくびくと体を震わせて絶命するんですよ。
けっこう引きました。
(その手のものが好きな人にはいいかもしれません)
それだけでなく、イベントシーンでも汚い男どもにボコボコにされます。
血だらけ泥だらけは当たり前。
苦手な人は厳しいかも。
総評すると
Z指定でグロいという点に抵抗がなければ、誰でも楽しめる名作。
複雑なシステムがほとんどないので、気軽にプレイできます。
ストーリーもそこまで長くなく、最後までダレることなくエンディングまで見れました。
最近RPGとかは途中で飽きてクリアできない、疲れていて集中力がもたない、操作が難しいのは嫌だ、と思っている人も安心して楽しめるでしょう。
アクションシーンはそのまま映画化できそうな迫力ですし(プレイに夢中で客観的に見れないけど)、非常に満足度の高いゲームです。
価格もそんなに高くないので一度はプレイしてみる価値はありますよ。
以上、『トゥームレイダー ディフィニティブエディション』のレビューでした。


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