感想&評価『シャドウ・オブ・モルドール』をレビュー~その醜い顔面に容赦なく刃を突き立てろ~

シャドウ・オブ・モルドール感想評価レビュー

『シャドウ・オブ・モルドール』(PS4)をプレイしたのでレビューします。

ホビットの冒険3部作をプライムビデオで観たところ、猛烈にロードオブザリング関連のゲームがしたくなり購入。

映画との関わりは少ないですが、ステルスキルできるアクションとして値段以上に楽しめました。

ステルスキルが好きな方におすすめです。

プレイ時間:35時間

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ゲーム紹介 あらすじ

シャドウ・オブ・モルドールあらすじ

主人公タリオン

邪悪な王が率いる軍隊を暗殺者となって殲滅せよ。

中つ国という架空の世界を舞台に繰り広げられるオープンワールドのダークファンタジーアクションRPG。
冥王サウロンにより主人公タリオンは最愛の家族と友人、そして自分自身も殺されてしまう。
復讐心と謎の幽鬼の力によって死の淵から蘇ったタリオンは怒りと悲しみを胸に、全てを奪った者への無慈悲な復讐を誓う。幽鬼とは何なのか。復讐すべき敵は誰なのか。

引用:公式サイト

時系列的には、ホビットの冒険とロードオブザリングの間のストーリーとなっています。
サウロンやゴラムが出てくるくらいで、あとはオリジナルですね。

ロードオブザリングの後半にしか出てこないモルドールが舞台。
オークや猛獣がひしめいており、人間は捕虜しかいません。

その中を主人公タリオンとして孤軍奮闘します。

アクションがメインなので、原作や映画を知らなくても楽しめるでしょう。
タリオンの復讐物語としてシンプルにまとまっています。




システムとアクション

オークを育成!ネメシスシステム

オーク育成ゲーム

オークの個性は様々。好きなオークを見つけ出そう!

本作ならではの特徴が〈ネメシスシステム〉
簡単に言うと、オーク育成システムですが、意外と奥深いです。

タリオンは、オークをただ殺すだけでなく、支配下に置いたりあえて殺さず見逃したりもできます。
オークの生殺与奪の権を握るのは実に愉快です。

プレイヤーのその判断によって、オークの組織内で変化が発生し、オークたちの勢力争いに影響を及ぼします。

普通にオークを殺すと、そのオークが属す組織での力関係が変化し、敵対勢力が優勢に。
オークを支配下に置くと、敵同士を争わせ反乱を起こすことができます。
また、殺さずに見逃して、敵対勢力を殲滅すれば、そのオークを軍団長まで昇格させることも可能。

様々な方法でオークたちの栄枯盛衰を楽しめます。

オークの勢力図

オークの勢力図

お気に入りのオークを見つけて、軍団長まで昇格させよう!
我が子が立派に育ったかのような充実感を得られるぞ笑

軍団長に昇格させた後は、もちろん屠りましょう。
豚は肥えさせてから喰うのが基本ですからね。




ステルスキルが楽しい!アクションについて

豊富なスキル

タリオンは、ゲーム開始直後から基本的なスキルはすべて備わっていて、初期状態でもできることが多いです。
途中のデータを渡されたかな?と思うほど最初からいろいろできます。

徐々に強くなっていくというより、さらに強くなっていくという感じ。
レベルアップすると敵の頭を爆破させたり敵の位置まで瞬間移動したりもできるようになります。

なかなかスキルを覚えられなくて、もどかしい思いをせずに済むのはとても良い点ですね。

ステルスキルは楽しい

特に、ステルスキルを最初から豪快にできるのは気に入りました

オークにばれないように背後から忍び寄り次々と暗殺していく。
これがやりたかった!これができればそれでいいんだよ!

などと、手っ取り早くステルスキルを楽しみたい私のような方には、満足度が高いゲームとなるでしょう。


個人的に気になったところ

飽きる&イラっとする

ステルスキル好きとしてこの構図は楽しい

ステルスキル好きとしてこの構図は楽しい

初めは「ステルスキル楽しいぜ!ヒャッハー!」と楽しんでいましたが、
残念なことに敵がオークばかりなうえ、やることがずっと同じで飽きてきます。

最初からいろいろなアクションを出来てしまうことが逆に飽きにつながっているのかもしれません。

まあ、途中からオーク暗殺ゲームだと割り切ってプレイしていたので、
「オークを際限なくステルスキルできて楽しいぜ!ヒャッハー!」くらいの気持ちで最後まで楽しめました。

ステルスキルは種類も豊富

あと、ダッシュしてる時によく引っかかります。しかも何もないところに。
オークから逃げている時に引っかかって後ろから攻撃されて死んだときは、憤死しそうになりました笑

(主人公が死ぬと、オークが雄叫び声をあげて昇格するムービーが表示されるので超ウザいのです)

ですので、建物や障害物の近くはなるべく通らないほういいでしょう。
引っかかるだけでなく、壁際や隙間を通ろうとすると高確率で勝手に壁を登り始めます。

モーションに慣性が付いていることもあり、イラっとさせられることが多々ありました。
これらは仕様だと思って慣れるしかありませんけども。




常に絵面が汚い

オークは一人ひとり二つ名があります

オークは一体一体二つ名があります

敵がオークしかいないので、常にゲーム画面が汚いです。
どいつもこいつも醜いので、マジで汚い。口も汚いので、汚い尽くし。

だから遠慮なく憎しみをもって容赦なく屠ることができるのですが、主人公だけでは到底中和できないほどの汚さが常に画面を覆い尽くすのはいかがなものか…。

オークの首がぽんぽん飛びます

おまけにPONPON首が飛びます

最初のエリアが荒野で常に薄暗いのも、汚さに拍車をかけています。
(美少女がたくさん出てくるゲームと交互にやれば中和できるかもしれません)

これも仕様だと思って慣れるしかないんですけどね。
(仕様というか、そういうゲームだろ)

私は慣れませんでした。

なぜ君らは英語を喋れるんだい?

オークは煽るのが好きらしい

脈絡なく突然タリオンに告白するオーク

ファンタジー全般に言えることですが、あえてツッコみます。

なんでオークが当たり前のように英語をしゃべって、人間文化に精通しているんだよ!

「お前の骨の軋む音と断末魔で交響曲を奏でてやる!」

みたいなことを言うオークがいたのですが、おかしくないですか?

その顔でどうやって人間文化に詳しくなったの?
いつどこで交響曲を聞いたんだよ!
というか、この時代にオーケストラあるの?笑

待てよ…

そもそもアメリカやイギリスがない世界に英語があること自体おかしいじゃないか!?

ということで、
本作は、英語吹き替え・日本語字幕でお送りしています。




とにかくステルスキルがしたかったので満足

シャドウ・オブ・モルドール評価感想レビュー

PS4初期(2014年)のゲームなので、グラフィックやシステムに少し古臭い部分は残りますが、ステルスキルを楽しめただけで、私は満足できました

醜い面引っ提げて、意気揚々と主人公に向かってくるオークども。
奴らをステルスキルで密かに次々と殲滅していくのは実に気持ちいいです。

続編もだいぶ前に発売しているので、機会があればそちらもプレイしたいと思います。

ホビットの冒険やロードオブザリング、ステルスキル、もしくは、オークが好きな方におすすめです。

以上、『シャドウ・オブ・モルドール』(PS4)のレビューでした。


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